現代の子どもの心に潜む闇
なんて言葉がよく耳に入る。
荻原浩さんの「愛しの座敷わらし」という作品のなかで、
『昔は赤トンボの羽をむしって赤とんがらしと言ってみたり、
蝉に爆竹をつけて空中空中爆破、などと言っていたが、
今だと「現代の子どもの心に潜む闇」と言われそうだ』
的なことが書いてあったのだ。
そう、確かに。
そしてまた、そういう報道をする人も、
荻原さんと似たような年代のはず。
報道している側の中には実際、過去にしていた人もいるかもしれない。
「大人になると子どもの心を忘れる」
よく考えられた言葉である。
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/04/04
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